1994年、日本初出店の際のシュラスコマシンは火力が不十分で我々が望むレベルではありませんでした。数年後、我々の要望とアイデア、日本におけるテクノロジーと技術を駆使して、当時世界でNo1とも言えるレベルのマシンを開発しました。テストでの測定では980度まで火力を出せることが分かりました。この新しいマシンにより、各肉の部位の理想的な焼き加減をコントロールすることができ、表面はカリっと中に肉汁を閉じ込めジューシーな状態でお客様へサーブすることが可能となりました。

シュラスコに使用する牛肉はブラックアンガス種にこだわっています。旨味が強くて肉質は柔らかく、シンプルな赤身肉の調理に適しているからです。バルバッコアではそれらをチルドで輸入し、ウェット熟成22日以上という最も肉の柔らかさが楽しめるベストな期間に使用しています。またシュラスコマシンの火力にあわせ、各肉の部位の厚さや串の刺し方を変えています。肉を調理する際に使う塩は甘味が強い岩塩。火力の強いシュラスコマシンで焼いた時、丁度よく塩が溶けて肉へ染み渡るよう粒の大きさを調整しています。

シュラスコを一番美味しい状態で召し上がっていただくために、焼いたお肉は5分以内にお客様に食べていただくことにこだわっています。焼きたてが最も美味しいからです。お肉をサーブするパサドールは、お客様とコミュニケーションとりながらお皿の空き状況や食べるペースを確認し、常に最高の状態のシュラスコをお持ちするように心がけています。部位によって切る厚さを決めており、一番美味しく食べれるように徹底しています。